『平和の種』にこめた願い
どりむ社刊
子ども向けの平和・世界連邦の啓発絵本「平和の種」が、世界連邦宣言自治体全国協議会の企画で、どりむ社により出版された。 モチーフとなったのは、平成15年に京都府綾部市で実施された「中東和平プロジェクト」。戦争やテロで肉親を失ったイスラエルとパレスチナの子ども14人を招き、交流の中で友情という「平和の種」が芽生えるという内容。巻末には世界連邦運動の説明もある。 平成15年に綾部市で開催後、16年に岡山市で、17年には徳島市で開催されたが、翌18年京都府亀岡市での開催が、中東情勢の悪化により中止を余儀なくされたかわりに、平和への願いを広め世界連邦思想を啓発するために絵本をつくる企画が準備されてきた。緊張が高まる中東情勢を反映するように、イスラエル・パレスチナ双方から指摘を受け、推敲を重ねた後、発刊にこぎつけた。 絵本はA4判48頁で、英訳付き。同協議会加盟自治体は一冊500円、世界連邦運動団体には1000円、一般には1500円で販売。各自治体の教育委員会に働きかけるなどして、平和教育や世界連邦思想の普及啓発に有効に活用されたい。世界連邦運動協会会員の方でそれぞれの地域で何か役立ちたいと思われる方は、図書館や公民館での読書会の開催などを是非お願いしたい。書籍購入に関しては世界連邦宣言自治体全国自治体協議会事務局。
私たちができることはほんの小さなことです。 しかし、世界中の人が平和を望み行動することで、必ず平和は手に入れることができると信じています。この本を読んで得た感動を行動に変えてください。そこから世界平和は実現に向けて動き出します。
皆さんのご理解とご協力をお願い申し上げます。 |